婚活は「地元のバーベキューが吉」である納得理由 「マイルドヤンキーの世界」これだけの利点

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「音楽が好きなので、東京のクラブやライブハウスにもよく遠征していました。特にORANGE RANGEが好きで沖縄には10回以上行きました」

初対面でZoom画面越しでもある筆者に対しても、物おじせずに感じ良く話してくれる美穂子さん。きさくで壁のない雰囲気の女性だ。

結婚相手には真面目な人がいい

20歳からの5年間は1歳年下の恋人と同棲していたという美穂子さん。両親にも紹介していた。そのときに結婚していれば「地縁婚」の典型例であり、本連載の取材対象にもならなかった。しかし、遊ぶことが大好きな美穂子さんも結婚相手には真面目な人を求めていた。

「その人は働いていないわけではないけれど、ちゃらんぽらんなところが目立ちました。このまま結婚してもうまくいかないなと思って別れたんです。子どもが好きなので結婚はしたいと思っていましたが、遊ぶことが楽し過ぎて……。そのときどきで付き合う人もいました。でも、私はライブで彼氏はサッカーとか、それぞれやりたいことをやっていたので半年とか1年で別れることが多かったです」

そして、保育士仲間の男性が誘ってくれたバーベキューで信行さんと知り合う。ちなみにその男性と信行さんは隣町の神輿を一緒に担いだ仲だという。やはり車で30分以内の人間関係である。

「男性は40代も60代もいて、ダンナは一人だけすごく若かったんです。バーベキューの準備や片付けを真面目に淡々とこなしていました。クラブにいるような若い子はヘラヘラしていることが多いけど、気遣いをして動けるこの子はちょっと違うなと思いました」

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