会議で「代案出さず反対だけする人」へ賢い対処法 自分の意見が絶対に正しいともかぎらない
会社の会議ではSNSのようにブロックやミュートはできませんが、幸い、会議の結果は意見が割れれば多数決で決まることが多いです。あまり気にしないようにしましょう。
そのうえで、相手の反対意見が採用されたときは受け入れましょう。自分の意見が絶対に正しいとはかぎりません。それを認めないと、何でも反対する人と同じになってしまいます。反対意見があればこそ見えてくる問題もありますし、反対をきっかけに再考することで、よりよくなっていくこともあります。
代案を出さずに反対する人についてですが、これは必ずしもNGではないんです。反対するからには必ず代案を出さなきゃいけないというのは、自分ルールの押し付けです。
漠然と「これはだめだ」と感じてしまうことってありませんか? その場で明確な反対理由をそろえることができないけど、長年の仕事の経験や勘が当たることもあります。だから、反対の声だけは、理由もなく上げてもいいんです。
例えば、誰しもいじめや戦争には反対だと思います。でも、いじめや戦争をなくす代案が出せないなら反対する権利はないと言われたらどうでしょう? 具体的な案は出せなくても、これは違うと感じることはあると思うんです。
会議で反対意見ばかり出す人がいても、必要以上にイライラせず、反対意見も会議に必要な要素の1つだと思って、受け入れたり流したりしていきましょう。
上司の気分を害さずに企画を通すコツ
上司の気分を害さずに自分のやりたい企画を通すには、当たり前のことですが、まず、企画そのものはしっかりと考える必要があります。そのうえで、信頼を深めたり、相手が同意しやすい状況を作っていったりするのがいいでしょう。
実力以外の理由で、上司が意見や企画に反対してくるときは、知らない内に気分や機嫌を害しているか、自分の立場ではよかれと思って出した企画が、上司の立場では都合が悪いということが多いです。
それは、優先順位であったり、他で管理している仕事との兼ね合いであったりといろいろですが、こういう状況で無理に自分の企画を押し通そうとすれば反感を買いますし、通る企画も通らなくなります。だからこそ、まずは信頼関係を深めて、今すぐ言いたいことをグッとこらえて、本題に入る前にワンクッション入れましょう。
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