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今回の「英国病」は深刻で長期化せざるをえない 次期政権狙う労働党、スタグフレーション加速か

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  • 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員

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英国経済は粘着的な高インフレとゼロ成長が続き、スタグフレーションに陥っている(写真:Bloomberg)

英国ではスタグフレーション(景気停滞と物価高進の併存)が続いている。最新7〜9月期の実質GDP(国内総生産)は前期比横ばいにとどまった。英財務省のアンドリュー・グリフィス経済長官は11月8日にアメリカ・ニューヨークで開催された会議で、英景気はまだ後退していないという見解を示したが、英国経済はほぼ2年間、ゼロ成長である。

インフレは粘着的な高止まり

物価に関しては、7〜9月期の消費者物価が前年比6.6%上昇と、3四半期連続で伸び率が低下した。とはいえ、英中央銀行(BOE)が定めるインフレ目標(2%)を依然として上回っており、高インフレが景気を圧迫する状況が続いている。欧州連合(EU)からの離脱に伴い負の供給ショックが発生したことも、インフレの粘着性を高めている。

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