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置き去り防止に一役「バス降車ボタン」意外な進化 バス機器のレシップ開発、無線式で電池も不要

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レシップが開発した無線式の降車ボタン。押す力を電気に変えて発信するため電池は不要(記者撮影)
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岐阜県本巣市に本社を置くレシップは、一般的な知名度はともかくバス業界ではおなじみの会社だ。路線バスに乗ったことがある人なら、次のバス停や運賃を表示する前方のモニターの片隅にある「LECIP」という青色のロゴを無意識のうちに目にしているはずだ。

主力はバス用機器・システム。同社によると、運賃箱のシェアは6割強で国内トップという。バス前面の行き先表示や車内の案内表示、整理券発行器、ICカード対応機器といった製品群を幅広くそろえる。最近は、クレジットカードのタッチ決済などに対応したキャッシュレス運賃収受器や、スマホ乗車券アプリ、運行支援システムなどの導入拡大を狙う。

鉄道や自動車向けも得意分野で、ローカル線で見かける鉄道用運賃箱はシェア9割以上。車内照明用の灯具は、各地の新幹線をはじめとする国内の鉄道だけでなく、ニューヨークの地下鉄車両にも用いられている。

路線バスの降車ボタン

バスのいたるところに取り付けられている同社製品。誰もが一度は押したことがあるはずの路線バスの客席押しボタン(降車ボタン)も製造している。

車内の手すりや壁面、前の座席の裏などに付いていて、小さな装置だが押すと「次、停まります」といった意外に大きな自動放送が流れ、ランプが点灯する。初めて乗る路線で自分が降りるバス停が近づいてくると、なんとなくドキドキしてしまう人もいるのではないだろうか。

レシップ歴代の降車ボタン(一部)。従来の有線式は押すとランプが点灯する(記者撮影)

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【降車ボタンに新製品】

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