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「郵便局」の組織をむしばむ「理不尽」という病 ゆうちょ・かんぽの商品を売り込む職員の本音

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(イラスト:北沢夕芸)
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コロナ禍があけてテレワークから出社へと戻りつつある。職場に以前の光景が帰ってきた。

上司の檄が飛ぶ。パワープレーの復活だ。考えてみれば、人が同じなら、コロナ禍で企業文化が変わるはずもない。その典型が郵便局の現場だ。この春、かつてのピリピリした空気が戻ってきた。

郵便局員の苦悩

「営業を元に戻す」

首都圏の郵便局にそんな号令が飛んだ。ゆうちょ・かんぽの商品を売り込むべく、局員が電話をかけまくる。

ところが、客が電話に出ない。

「特殊詐欺グループの『ルフィ』の事件で高齢者すら電話を取らなくなった」。業(ごう)を煮やした営業部隊は、外まわりに飛び出した。

ところが、インターホン作戦も成果が上がらない。一軒家のガードが堅くなっている。そこで、巨大マンションのオートロックの前で、部屋番号を次々と押す。ピンポンに応じてくれればしめたもの。相手のインターホン画面に、制服の胸にある郵便局マークが映るように体をくねらせる。

郵便局だと認識さえしてもらえれば営業のとっかかりが掴(つか)める。

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