徳川家康の子「信康の死」に今も残る数々の謎 「三河物語」に書かれていた内容は本当なのか

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『三河物語』は、築山殿の死については触れていない。信長が信康の切腹を家康に命令したということも本当であろうか?娘の夫のこととは言え、他家のことであるし、不行状が理由で切腹というのもやりすぎな気がする。

史料を多角的に読む必要がある

最悪の場合、家康は気分を害し、織田を離れることにもなりかねない。信康事件の真相は、『三河物語』だけではなく、史料を多角的に見ていくことにより、見えてくるものであろう。

濱田 浩一郎 歴史学者、作家、評論家

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はまだ こういちろう / Koichiro Hamada

1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任。『播磨赤松一族』(KADOKAWA)、『あの名将たちの狂気の謎』(KADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシスー天下人の危機回避術ー』(ワニブックス)など著書多数
X: https://twitter.com/hamadakoichiro
 

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