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「投資はリスク」と思う人に知ってもらいたい真実 わが子に教えたい「絶対に役立つ」お金の話

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  • 永濱 利廣 第一生命経済研究所 首席エコノミスト

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未来のお金をめぐる問題は山積……教育現場でもマネーリテラシーが必要だといわれています(写真:Fast&Slow/PIXTA)
マクロ経済分析の専門家であるエコノミスト・永濱利廣氏が、自分の息子と娘のために語り下ろす「お金」についての話。昨今の物価高や長引く不況、そして老後2000万円問題など、未来のお金をめぐる問題は山積しています。教育現場でもマネーリテラシーが必要だと叫ばれる今、わが子にどのように教えていったらいいのでしょうか。本記事では「投資」の必要性について、子どものみならず、大人も理解が進むように、永濱氏が易しく解説します。
エコノミストの父が子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話』より一部抜粋、編集してお届けします。

なぜ日本人は「投資」に疎いのか

欧米の先進国では株式投資のノウハウを早い時期から学校教育などでも子どもたちに教えます。それは「もうけ方」を教えるというよりも、投資の仕組みを知ることで、自国や世界経済の仕組みを理解し、同時に、そのリスクを教えるためのものだと思います。

日本でもこうした教育が今回の学習指導要領改訂を契機に、もっと広がってほしいと願っています。そうすれば、「絶対にもうかる株がある!」「あなただけ未公開株が買える」なんていう詐欺にあって悲しい思いをする人は減るはずです。

「老後資金2000万円問題」という言葉が数年来話題になっています。これは2019年に金融庁が発表した数字ですが、今夫65歳以上、妻60歳以上の高齢者夫婦世帯が今後30年生活すると想定した場合に、2000万円のお金が必要になるという試算です。

もちろん世帯によって、住宅ローンが終わっている人やまだ払っている人、賃貸住宅で家賃を払い続ける必要がある人など、状況は家庭によって違いますから一概には言えないのですが、高齢者が夫婦ともにリタイアして年金しか収入がなくなってしまうと、それだけではまったく生活できず、2000万円は必要になる可能性があるということ。これは多くの大人たちに衝撃を与えました。

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【「投資なんてギャンブルのようなもの」という考え】

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