「周囲に気を配れる人」がやる気を失いにくい理由 「人気」とは多くの人の「気」が集まっている状態

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配った「気」は巡り巡って自分のもとへ返ってくる(写真:kouta/PIXTA)
人は年を重ねて、そのまま放っておくと「生命エネルギー」のレベルが落ちてきます。そういう状態で、変化のない仕事や生活に浸ってしまうと、ますます「やる気」が出にくくなってしまいます。やる気の減退を防ぐにはどうすればよいか『50歳からの やる気のツボ』より一部抜粋・編集のうえご紹介します。

「あの人は、人気がある」という言い方があります。「人気がある」とは、言い換えれば、「たくさんの人たちの『気』が集まってきている状態」と言ってもいいと思います。

周りのいる人たちの、たくさんの「あの人が好きだ」「あの人を尊敬する」「あの人のようになりたい」「すばらしい人だ」といった様々な思い、つまり「気」が、その「人気のある人」のところに集まってくるのです。

人に気を配れば、自分に返ってくる

では、いわゆる「人気がある人」には、どうしてそのようにして多くの人たちの「気」が集まってくるのでしょうか? その理由の一つは、普段から、その「人気がある人」は、周りの人たちに気を使い、気を配っているからなのです。

日本のことわざに、「情けは人のためならず、巡り巡って自分のもとへ」というものがあります。「人を尊重し、人に譲り、人にやさしくしていると、その『情け』は自分のもとに戻ってくる。つまり、たくさんの人たちから自分自身が尊重され、譲られ、やさしくしてもらえる」という意味を示している言葉です。

「気」も同じなのです。周りの人たちを尊重して、気を配ったり、気を使ったりしていると、その「気」は巡り巡って自分のもとへ返ってきます。たくさん人たちに気配りし、気を使えば、それだけ、たくさんの人たちから「気」が返ってきます。そして、自分が元気になり、やる気が湧き出てきます。それが、「人気がある」という状態なのです。

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