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キャリア・教育 #国内外の超一流500人以上から学んだ必ず人を動かす伝え方

誰にも届かない「残念なプレスリリース」の特徴 自社と他社を差別化する為に必要な「3大工夫」

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当社は「個人情報管理サービス」の販売を開始します。ここで取り扱う個人情報は全て本人の同意を得たものです。本サービスによって、個人情報を幅広く活用できるようになります。時代の変化に応じた、価値の高いサービスの提供やデジタル化の推進が可能になるのです。

「この度」「データ活用に取り組むさまざまな事業者向けに」など、わざわざ書かなくても意味が通じる言葉は全て省きました。「安心・安全」は似たような意味なので、「安全」だけで十分です。「利活用」は「利用」と「活用」を合わせた、主に役所で使われている言葉です。これも「活用」だけで理解できます。

「デジタルトランスフォーメーション」とは、「デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより便利にすること」です。シンプルに「デジタル化」としても意味は通じます。余計な単語を省いて、一文を短く。これだけで文章は格段にわかりやすくなります。

文章をもう一段上手に見せるコツは…

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わかりやすい文章にするだけではなく、もう一段、文章を上手に見せるためのコツもあります。

コツのひとつは「思います」という言葉を使わないようにすることです。「思います」や「考えています」「感じます」で結ばれた文章が並ぶと、どこか自信なさげに見えてしまいます。思い切って削ってください。

どうしても断言したくないという場合もあるでしょう。その場合は「思います」を「自負しています」「確信しています」といった言葉で言い換えてみてください。「思います」よりも力強い表現ですが、「客観的事実とまでは言い切りたくはないとき」に使いやすいものです。

もうひとつは「そして」「また」「しかし」といった接続語を、できるだけ使わないようにすることです。文頭に接続語が並ぶと、それだけで幼稚な文書に見えてしまいます。接続語はなくても意味が通じることがほとんどです。

最後は同じ単語を繰り返し使わないようにすることです。文章を書くと、どうしても同じ単語を頻繁に書いてしまうことがあります。そんなときは、類語で言い換えてみてください。類語はネットで検索すれば、簡単に出てきます。

この3つのコツを心がけるだけで、「幼稚な文章」という印象を避けることができます。

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