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キャリア・教育 #先生、どうか皆の前でほめないで下さい

「スタンプラリー化」する就活インターンシップ 「1dayウェブ形式」で回数をこなす若者たち

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  • 金間 大介 金沢大学融合研究域教授、北海道医療大学客員教授

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インターンシップは周りから浮きたくないから参加するという現在の大学生たち(写真:ふじよ/PIXTA)
新年を迎え、大学3年生はいよいよ就職活動の本番を迎える。
しかも2月は8月と並んでインターンシップが多い月。受け入れ準備に忙しい採用担当者も多いだろう。
インターンシップはここ数年で急速に普及した。しかし、「本当に効果があるのか?」と疑問に思う人も少なくないのではないだろうか。
先生、どうか皆の前でほめないで下さい』著者の金間大介氏は、「周りと同じ回数をこなすことが最優先になっている」と、インターンシップの形骸化を指摘する。

「周りから浮きたくない」から参加する

2月は就職活動が本格化するうえ、大学生の春休みも始まるため、多くの企業がインターンシップを実施する。

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準備に余念のない担当者の方たちには初っぱなから申し訳ないが、今の大学生たちの多くは、自分の能力を伸ばすため、あるいは自らの力を試すためにインターンシップに参加するのではない。

では、なぜ彼らはインターンシップに参加するのか。

それは、同級生の多くが何らかのインターンシップに参加することを知っているからだ。

私は『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』の中で、現在の大学生たちが年々「いい子症候群化」していると解説している。ここで言ういい子症候群とは、目立ちたくない、人前でほめられたくない、自分で決めたくない、変なことを言って浮いたらどうしよう、といつも考えているような若者のことだ。

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【ルーチンであり、ノルマでもある】

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