週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

VW「ポロ」14万円高の「ゴルフ」でも出せない価値 最新モデルに試乗、純内燃機関ラストになるか?

8分で読める

INDEX

フォルクスワーゲンのコンパクトモデル「ポロ」最新型に試乗した(筆者撮影)
【写真を見る】VW「ポロ」14万円高の「ゴルフ」でも出せない価値 最新モデルに試乗、純内燃機関ラストになるか?(17枚)

この先、車両に対する何らかの電動化は避けられない。その意味で、今年6月にマイナーチェンジモデルの日本販売を開始したフォルクスワーゲンのコンパクトハッチバックモデル「ポロ」は、シリーズにおいて純内燃機関の最終モデルになるのではないか。

内燃機関の新型車販売を禁止する動きのなかで、とりわけ欧州ではHV(ハイブリッド車)による電動化、さらにはBEV(電気自動車)化への動きが活発であることは周知の通り。フォルクスワーゲンのBEV戦略では2019年末に欧州での販売を開始した「ID.3」を筆頭に、「ID.4」「ID.5」とボディタイプを矢継ぎ早に追加する。さらに先頃ドイツでは、往年のタイプⅡをオマージュした「ID. Buzz」をデビューさせID.シリーズの増強を急ぐ。

世界各国で2035年とも2040年ともいわれる禁止策の模索や、反対に部分的な撤回が示唆されるなかで、そうはいってもマイルドハイブリッドシステムすら組み合わせない内燃機関は肩身が狭くなる。規制もさることながら、実際の交通環境における走行性能や燃費数値において不利だからだ。

直噴ターボ、FFの組み合わせ

今回は、マイナーチェンジを行った新型ポロに箱根(神奈川県)の山中で試乗した。直列3気筒999cc直噴ターボエンジン(95PS/17.9kgf・m)に、7速のデュアルクラッチトランスミッションであるDSGを組み合わせ、駆動方式はFF(前輪駆動)方式のみ。マイルドハイブリッドシステムは搭載していない。

試乗した新型ポロ「TSIスタイル」(筆者撮影)

ボディの全長はわずかに4mを超えた4085mm、全幅は1750mmに抑えつつ、全高は1450mmだから非常にコンパクトだ。都市部の立体駐車場でも場所を選ばないが、安全性能に抜かりはなく「ユーロNCAP」(日本とJNCAPと同水準)では最高ランクのファイブスターを得ている。

次ページが続きます:
【新型ポロの内外装はゴルフ8の要素を部分的に採り入れた】

2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象