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「仕事中毒だと脳が老化する」脳科学者が言うワケ 「無趣味」は認知症発症につながる危険性がある

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  • 西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

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無趣味であることは認知症の発症にもつながると言われているそうです(写真:Ushico/PIXTA)
コロナ禍のなかで日常生活の送り方も変わり、充実した「お家時間」を過ごしている人も多いのではと推測しがちですが……「趣味はなんですか」と問われたときに、「無趣味」と答える人の割合も増えているようです。
実は、この状態が長年にわたって続くと将来的に認知症の発症につながる危険性があることがわかっています。
脳科学者・西剛志氏の著書『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』から、いつまでも若い脳の状態を保つ方法について、一部抜粋・再構成してお届けします。

脳のピークは何歳なのか?

年齢を重ねるごとに、次のような傾向になる人がいます。

●周りが気にならなくなる

●記憶が曖昧になる

●同じ主張をくり返す

●感情的になる

こうした行動をついついとってしまうのは脳の老化現象の一種であり、私はこれを「老人脳」と呼んでいます。

「脳の老化」というと、自分には関係ないと思う人もいるでしょうが、想像するよりずっと早くからそれは始まっているのです。

 実は、私たちの脳は30代から少しずつ萎縮が始まっており、なんの対策もせずに過ごしていると、60代半ばくらいにはMRIの画像ではっきりわかるくらいの脳の萎縮が起きてしまいます。

具体的に能力別にピーク年齢をあげてみます。

◎情報処理能力  18歳
◎人の名前を覚える力  22歳
◎顔を覚える力  32歳
◎集中力  43歳
◎相手の気持ちを読む力  48歳
◎語彙力  67歳

大人数のアイドルグループのメンバーの顔が全く覚えられなくなった。
なんてことは、30代半ば以降の人にとっては自然の流れなのです。

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【50代以降でも伸びていく能力】

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