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中国がTPP加入で得られる「果実」 背伸びをすれば手が届く

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9月1日、オンライン形式で開かれた閣僚級のTPP委員会。日本は今年の議長国(時事)

TPP(環太平洋経済連携協定)への加入を申請した中国。かねてその必要性を訴えてきた『財新周刊』は9月27日号の社論で、実現可能性と中国にとってのメリットについて論じている。

先日、中国政府が正式にTPPへの加入を申請し、世界中から大きな注目を集めることとなった。これは中国の指導者層が熟考を重ねた結果であり、改革開放を拡大する決心の表れでもある。これから中国がやるべきは、できるだけ早く条件を満たし、TPPへの加入を勝ち取ることだ。

もし中国がTPPに加入できれば、ウィンウィンといえる。学者の試算によれば、中国がTPPに加入した場合、GDP(国内総生産)成長率を0.74〜2.27ポイント、輸出成長率を4.69〜10.25ポイント引き上げることができるという。

TPPはアジア最大かつ、世界第3位の自由貿易圏だ。もし中国が加入すれば、TPPの経済規模は全世界のGDPの3分の1を占め、20億人近い人口をカバーする世界最大の地域貿易システムとなる。中国のTPP加入は、アジア太平洋地域の経済の一体化を推し進めるのに役立つ。

大国間の緊張の高まりに加え、コロナ禍によって国際情勢が変化している現在において、中国のこの動きには反孤立と「双循環」(国内と国際の2つの経済循環)戦略の実践という、政治的および経済的な二重の意図が含まれている。

TPPに新たな国が加入するには、全参加国の同意が必要となる。これは、中国のTPP加入までに長く険しい交渉の道が待ち受けていることを意味する。国外の識者は、中国と参加国との関係を考慮すれば、「中国は正式交渉のフェーズには進めない」と語る。

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