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政治・経済・投資 #まだ間に合う米国株超入門

日本株一筋37年にして米国株デビュー インタビュー/個人投資家 桐谷広人

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きりたに・ひろと 1949年、広島県生まれ。プロ棋士七段。現役時代は「コンピューター桐谷」の異名を取った。84年、東京証券協和会将棋部の師範をしていたことをきっかけに、株と出合う。(撮影:梅谷秀司)

5月下旬に米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズの株を買い、米国株投資を始めた投資家の桐谷広人さん。7月には『桐谷さんの米国株入門』(ダイヤモンド社)を出版した。米国株に興味を持った訳とは。

「米国株でも日本株と同じく配当利回り重視です」

米国株は購入方法がわからなくて、手をつけていませんでした。ただ調べてみると、すでに持っている日本株の証券口座から米国株が買えるとわかりました。米国株へ投資するのに特別な手続きが要らない。それならやってみようと。

実際に投資してみて驚いたのは、1株から買える点です。ベライゾン株も6000円くらいで買えるんです(8月24日の終値は55.01ドル)。株主への配当も日本企業と違い年に1〜2回ではなく、4回やそれ以上という会社が多い。高配当や、連続増配といった会社も多数あります。

米国株投資でも重視するのは、日本株と同じく配当利回りです。かつて購入した日本株では、株価が購入時よりも10分の1になっている銘柄があります。なぜ一流企業の株価が10分の1にまで下がるのか。やはり配当が少ないからだと。一例として、配当を厚くして5%の利回りを出していれば、株価が10分の1になると配当利回りは50%になる。配当利回りが高い株を買えば、株価が大きく下がらないだろうと、日本株では優待を含めた株主還元を重視して投資してきました。

1984年からの投資経験を基にいうと、株価は上がると必ず下がるし、下がると必ず上がる。とくに米国株は、しばらくすると高値を更新するというのが特長ですね。87年のブラックマンデー、2000年代のITバブル崩壊、08年のリーマンショックなどを乗り越えて株価の上昇が続いています。そういった状況も考慮して、まずはベライゾンを選びました。同社株を買ったのは、日本のKDDIに似たような会社だと思ったから。株を買うなら、事業内容を理解できる会社がいいですね。

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