解答は「イリヨウデータ」でした

解説
医療はテクノロジーが役立つ典型的な分野といえる。どんな病気を治すにも何かしらの術(すべ)が要るからだ。
中でも日進月歩の情報通信技術は、医療の方法自体を変革している。クラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などの技術が進歩し、通信の高速化も実現したことで、患者の電子カルテ、検査画像、生体情報といった「医療データ」を大量かつ迅速に処理できるようになった。
大規模医療データをAIが扱い、人間が思いつかない治療法を病院の医師に示したり、個人の細胞内の遺伝子情報をマシンが解析し、その患者に特化したオーダーメイド型の治療を行ったりする時代を迎えたのである。
病気治療や健康維持は人間がつねに求めるものだから、ビジネスとしても有望だ。当然、データビジネスを行う企業に医療・健康分野は魅力的に映るだろう。現に米グーグルは傘下企業DeepMindのAIを医療予測に応用している。米アップルはスマートフォンなどでの健康管理アプリ「ヘルスケア」、米フェイスブックは健康診断ツール「Preventive Health」を、そして米アマゾンは医療データの分析支援サービス「Amazon HealthLake」を提供するなど、IT時代の王者GAFAはすでに医療・健康産業の舞台に上がっている。
日本でも近年、情報機器メーカーの医療分野へのシフトが目立つ。富士フイルムが化粧品のほか、医薬品や再生医療へ事業構造の転換を図ったのはよく知られるところ。
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