日経平均株価は年内に3万9000円台へ乗せるとみている。1989年末につけた史上最高値3万8957円を上回る、という予想だ。
足元からはおよそ3割の上昇となるが、かなりおとなしめの予想だと思っている。というのも、実績として、昨年8月から今年2月にかけ日経平均は3割上がった。この間に企業業績は大きく改善し、日経平均採用銘柄の12カ月先EPS(1株当たり利益)は4割も上昇した。そのため予想PER(株価収益率)は18〜19倍でほぼ変わらず、割高感はない。
そして今後だが、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が再開され、景気が拡大すれば企業業績はさらによくなる。
4〜5月に、日本企業の大半が採用している3月期の決算が発表され、来期の見通しが示される。おそらく今のEPS予想より1割ほど上方修正されるだろう。
企業は期初の4〜5月には、まだ慎重な利益予想をしているはずだ。それが7〜8月の第1四半期発表の頃になれば、ワクチン接種の進捗に応じてEPS予想をさらに1割程度上振れさせるのではないか。同様に10〜11月の第2四半期発表時にもう1割程度上方修正する。こうして年内に3割程度、利益予想が上振れると考えられる。そうなれば株価も3割程度上昇して3万9000円台に届くだろう。
もちろん、ワクチンが効かないとか、接種が進まないといったことになればこのシナリオは崩れる。しかし、世界の先行例を見れば、ワクチンに期待していいと思う。
年後半は大きな変動に
リスクとしては2月末に起きたような金利の急上昇が挙げられる。景気がよくなり、強い経済指標が出て、債券が売られ、金利が急ピッチで上昇することに注意しなければいけない。
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