──コロナの感染拡大に対し、どのように手を打ってきましたか。
独自の情報網もあり、春節前から、「これはえらいことになるぞ」と思っていた。対策を練り、春節後、一斉に中国の協力工場の生産枠を押さえにかかった。やりすぎたかとも思ったが、3月には想像以上の事態になった。マウスやフィルター、ヘッドセット、Webカメラなどが売れ、家で使うエクササイズ用品も売れた。こうした需要がいまだに続いている。
社内ではマスクの着用やテレビ会議の活用、懇親会の延期など、1月から対策を実施してきた。
──テレワーク需要は定着すると考えていますか?
パソコンは数百万台増えて、新たなマーケットができた。テレワークの需要も続くだろう。
ただし、テレワークが生産性向上につながるという明確なデータはまだない。今の日本は「かっこいいから」などとイメージが先行していて、行きすぎだ。これから揺り戻しがあるとみている。生産性向上につながる手法が確立されたとき、フレキシブルな形で定着していくと考えている。
──工場を持たないファブレスメーカーとして調達の7割弱を中国が占めます。
中国の比率は半分以下に下げようと考えている。中国系資本のベトナム工場とか、フィリピンなどで工場の開拓を進めていく。
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