──カハラ横浜は会員だけでなく、非会員の海外VIPによる利用も見込んでいましたが、コロナ禍で厳しい船出となりそうです。
客層構成の35%超を訪日客と計画していた。入国規制の緩和や、東京五輪の開催可否にかかわらず、(訪日客の動向は)あと1〜2年厳しい。しかも、(国を挙げて)訪日客4000万人を目指していたため、まだまだ(着工済みの)ホテルが増えている。供給増を踏まえれば、5000万人くらい来てもらわないと、客室稼働率は厳しい水準が続くだろう。
──会員制施設の顧客網を活用し、状況を打開することはできますか。
われわれはホテルや医療施設、ゴルフ場などで計18万人の会員を抱える。会員に向けてしっかりPRしたため、その中からカハラへの予約が入っており、稼働率の下支えとして期待している。
また、政府の旅行振興策「Go To トラベル」による予約も増えてきた。とくに10月から東京発着の旅行も対象になると決まり、都民からの予約も増えてきている。これらを踏まえ、客室稼働率が50%を切らないことを1つの目標としている。
──8月には業界他社に先駆けて、通期の業績予想を開示しました。足元の事業の進捗は?
コロナ禍では外出控えから(一時的に)ホテル会員権の利用が滞っている。しかし、会員権の販売水準は、第2四半期(7〜9月)で前年並みまで戻ってきた。リーマンショック時に比べれば会員権販売への影響は小さい。検診などの医療事業も、コロナ影響による健康意識の高まりと、相談できる主治医が欲しいというニーズの増加で、下半期は前年同期を上回る見込みだ。
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