有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #トップに直撃

「協働ロボットでも世界シェア1位を目指す」 山口賢治 ファナック 社長兼CEO

3分で読める 有料会員限定
やまぐち・けんじ 1968年生まれ。93年東京大学大学院修了、ファナック入社。2007年本社工場長、08年専務、12年副社長、16年社長兼COOおよびFA事業本部長を経て19年4月に社長兼CEO。20年4月からCIOも兼務。
産業用ロボット世界4強の一角を占め、「黄色いロボット」で知られるファナックが、今年6月に「白いロボット」の出荷を始めた。「白いロボット」は、安全柵を必要とせず人間と並んで作業ができる協働ロボットだ。どのような狙いがあるのか。山口賢治社長に聞いた。

──白いロボット「CRXシリーズ」の売れ行きは?

6月に出荷を開始したが、現在は生産が追いつかず顧客に待っていただいている状況だ。2019年12月の展示会で初めて披露した際には非常に多くの顧客に興味を持ってもらい、期待の高さは認識していたが、ふたを開けてみると予想以上に引き合いが強い。

──工場の設備増強も必要ですか。

CRXの生産能力は、現状に比べ21年1月に1.5倍、22年1月には3倍へ増強する予定だ。それを前倒しできないか検討している。

当社は山梨県忍野村の本社地区だけでなく、茨城県筑波地区にも工場がある。現状の生産能力は明かせないが、建屋の大きさとしては協働ロボット、産業用ロボット合わせて月産1万1000台まで対応できる。当面は今ある建屋に生産設備を入れることになる。将来的には生産能力は足りなくなる。新しい工場が必要となる時期も遠からず来るだろう。

──「CRXシリーズ」の特徴は何でしょうか。

人と一緒に使われるので、当然安全第一で、人に触れると止まる。

使いやすさの点では、従来の産業用ロボットは、動き方を指示する際に、プログラミングの知識が必要とされるのに対し、CRXシリーズは、タブレット上でアイコンをドラッグ・アンド・ドロップすることで教示プログラムを作成できる。スマートフォンのような操作で視覚的にもわかりやすくしている。ロボットのアームを(人間が)直接持って教示するダイレクトティーチも軽い力でできる。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数