宇都宮市は栃木県の中央部にある人口約51万8800人の中核市である。街のほぼ中央部をJR宇都宮線(東北本線)と東北新幹線が通る。市の東部に鬼怒川、中央に田川が流れる。県内の観光地として名高い日光には、宇都宮駅からJR日光線でアクセスできる。ただ、東京から向かう場合は、浅草から乗り換えなしで行ける東武日光線が人気だ。
東京駅から宇都宮駅までは東北新幹線で最短49分。上越、長野新幹線で50分強の位置にある高崎駅と、東京からの時間距離はほぼ等しいことになる。新幹線通勤が可能であるため、駅前は上野や東京に通う人のためのマンション建設が盛んだ。また東武宇都宮駅近辺でも、最近はタワーマンションなどが建築されるようになってきている。
宇都宮は車でのアクセスにも優れている。東北縦貫自動車道、国道4号が街を南北に貫き、工業団地で扱う原材料や製造品を運送するのに便利な立地だ。
宇都宮は北関東最大の商工業都市として発展してきた。市内には、数多くの内陸型の工業団地がある。とりわけ市の東側には、テクノポリスの指定を受けた各種製造業の研究開発拠点が立ち並ぶ。
餃子、カクテル、ジャズ
商工業の街という印象が強い宇都宮市は、近年、親しみやすさの創出に街を挙げて注力し、「餃子のまち」「カクテルのまち」「ジャズのまち」としての魅力をアピールしている。この取り組みはしだいに観光客の目にも留まるようになった。以前は県内でも「観光は日光」と見られていたが、観光客は徐々に宇都宮に引き寄せられるようになってきたのだ。
ただ、民間調査会社のブランド総合研究所が発表した今年の「都道府県魅力度ランキング」で、栃木県は全国最下位。宇都宮市の努力のみで、県全体の人気向上に貢献するのは難しいのかもしれない。
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