持続化給付金事業の民間委託について経済産業省と電通の関係が批判されている。選定プロセスの不透明さなど数々の問題があることは承知のうえで、電通を擁護する異見を述べたい。
まず、電通が選ばれるのは彼らの仕事ぶりがすばらしいからだ。筆者は電通に仕事を依頼した経験があるが、プレゼンテーション上手で美術的センスも抜群なクリエーター、体育会系で気が回る営業担当者など、他社とは格段に能力の違いがあった。
電通の見積もりが高すぎるという批判が発注者側にあったことは事実だ。だが、筆者は高品質だから仕方がないと思っていた。実際、電通に任せて予算を無駄に使ったという感覚はなかった。
競争入札ではコスト最重視となりやすい。しかし、コストが安くても品質が落ちては意味がない。入札案件で、格安の価格で落札した事業者が下手な仕事をしたときは予算を無駄にしたことを悔いた。筆者がプロジェクトを任された場合、予算に余裕があれば電通と仕事をしたいと思う。
「丸投げ批判」もおかしな話だ。電通は事務局、仕切り役であり、プロデューサー機能を担っている。野球の監督がプレーを選手に任せても丸投げと批判されることはない。批判するとしたら、仕事の中身に対してである。
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