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「アプリ改善を加速しラジオ“復権"目指す」 青木貴博 radiko 社長

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あおき・たかひろ 1970年、東京都出身。93年法政大学法学部卒業、電通入社。主にラジオ領域の業務に従事。11年、電通のほか多くのラジオ局が出資するradiko設立と同時に出向。業務推進室長を経て、17年6月から現職。(撮影:尾形文繁)
スマートフォンなどでラジオを聴くことのできるサービス「radiko(ラジコ)」。開始から10年、有料会員数を着実に積み上げ、縮小が続いていたラジオ広告市場の下げ止まりにも貢献している。新型コロナウイルスが猛威を振るう今、次なる戦略をどう描くか。ラジコの青木貴博社長に聞いた。

──新型コロナの感染拡大はラジコにどう影響していますか。

在宅勤務中に聴く人が多いためか、3月以降は日中の利用が増えている。4月の月間ユーザー数は2月と比べ2割増の910万人だった。月額350円で全国の番組が聴き放題になるプレミアム会員も70万人と、順調に拡大している。(コロナ後も)このまま伸びていくことを期待する。

米アマゾンなどが展開するスマートスピーカーの普及も好機と捉え、当面は月間ユーザー数を1000万人まで引き上げることを目指す。ラジコのユーザーが増えればラジオ広告の価値も上がり、広告主の出稿意欲は高まるはずだ。

──「Voicy(ボイシー)」など競合も台頭しています。

プレーヤーが増えるのはいいことだ。今は敵対し合うより、皆で音声によるコンテンツや広告の市場を広げることのほうが重要。

ラジオ広告の市場規模は最盛期からほぼ半減しており、私も相当な危機感を持っている。これを回復するためには、他社サービスも含め、今まで音声メディアを体験したことがない人に楽しんでもらわなければ話にならない。皆で切磋琢磨すべきときではないか。

──競合と比較した場合、ラジコの強みはどこにありますか。

ラジコは全国のラジオ放送局が集まって作ったプラットフォームだ。いわば、放送局と一心同体。だからラジオ番組の同時生配信ができている。ラジオ番組は著名な芸能人たちが出演しているものも多く、非常に強いコンテンツだ。これは(新規に音声コンテンツを作らなければならない)他社サービスにはない強みといえる。

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