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「新型コロナ検査キットを1年以内に量産へ」 山本 学 デンカ 社長

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  • 田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員
やまもと・まなぶ 1956年生まれ。81年早稲田大学政治経済学部卒業、電気化学工業(現デンカ)入社。2004年電子材料事業本部機能性セラミックス事業部長。09年執行役員。15年経営企画室長。17年4月から現職。(撮影:今井康一)
新型コロナウイルスの感染が世界各国に広がっている。一日も早いワクチンの開発が望まれるが、まずは検査体制の拡充が重要だ。インフルエンザ検査試薬で国内トップのデンカは新型コロナウイルス検査キットの開発に着手した。いつまでにどのようなものを開発できるのか、量産開始はいつになるのか、山本学社長に聞いた。

──新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

子会社のデンカ生研が簡易検査キットの開発に着手した。デンカ生研は1950年の創業以来、ワクチンや検査試薬の開発・製造を通じて高度な技術とノウハウを蓄積してきた。近年ではコンゴ民主共和国のエボラ出血熱の流行に対して、診断キットを提供して鎮静化に貢献した実績もある。

鼻の穴や喉から採取した体液で感染の有無を調べるイムノクロマト法による検査キットの試作品を、2〜3カ月以内に完成させる。薬事承認を取得する必要があるが、今後1年以内に1日最大10万検査分の量産体制構築を目指す。

また、抗インフルエンザ薬「アビガン」の原料である「マロン酸ジエチル」の生産を5月に再開し、富士フイルム富山化学へ供給する。

──イムノクロマト法以外の検査法はいかがですか。

台湾にある持ち分法適用会社のプレックスバイオ社は、多項目の病原体異常を迅速に分析する技術を持つ。現在、新型コロナウイルスと、その他の呼吸器感染症関連ウイルスの有無を同時に測定する検出法を開発中だ。すでに試作品が完成し、今後台湾で検証を行うとともに、日本での展開も検討している。

──ノロウイルスワクチンの研究も進んでいるようですね。

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