ゴルフ雑誌を見ると、毎週、毎月、ともかくレッスン記事があふれている。そのほとんどに「飛ばし」というタイトルがついている。遠くへ飛ばすというのは、ゴルファーの夢だから致し方のないことだ。ゴルフ用品メーカーが、ドライバーの新製品を出すときの常套句も、プラス10ヤードとか、飛ばしの魅力をそそるものだ。おそらく、その言葉どおりならば、僕たちはとっくに400ヤードは飛ばせる武器を手にしているはずだ。
「プレーにおいて大切なのは、より遠くへ飛ばすことと、もう1つ、その距離範囲内にとどめることだ」と聞かされたことがある。
この間、メキシコで開催されたWGCの大会は、標高8000フィート(約2438メートル)の高地だった。そのときのローリー・マキロイの選手別飛距離が記事になっていた。ピックアップして紹介すると、ドライバーで360ヤード、4番アイアンで272ヤード、8番アイアンが222ヤード、9番アイアンで188ヤード、ピッチングで169ヤード、なんと60度のウェッジで118ヤード……。つまりは、それ以下の飛距離は、すべて距離コントロールで対処するわけだ。
僕たちアマチュアにとっては、信じられない飛距離だ。それに僕たちは憧れてきたけれど、この数字を見るともう憧れでなくあきれるばかりだ。
ついこの間、ゴルフの総本山であるR&AとUSGAから発表された「ディスタンスインサイトレポート」にて、飛びすぎる昨今の傾向に対しての警鐘であろう、次のような概要文が出た。
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