破竹の勢いから一転、客離れが深刻化する「いきなり!ステーキ」。再起への秘策はあるのか。運営するペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長に聞いた。
──既存店の不振が続いています。
客数減が続く中、「店が暇になってしまう」と思い、2019年1月からQSC(品質・サービス・清潔さ)などを徹底して肉の焼き具合も見直したが、効果が出なかった。
ただ、どうして顧客が減ったか理由がわかれば、不安は減ってくる。原因の半分は、一番の売れ筋で初めての来店者が多く頼むワイルドステーキに硬い部分があること。課題と気づいたのはつい最近だ。
また17年は米国進出や東京証券取引所1部への指定替えで関心を持たれていた。それが収まった19年2月、米国の事業縮小を発表し、特別損失で1.2億円の最終赤字になった。あのニュースで国内店舗にも大きな影響があり、ブームが下降線をたどった。
振り返ると、18年に大量出店をしなくてもよかった。都心の店はそんなに売り上げは落ちていないが、人がいないエリアに出した店もある。
地域ごとに所得や嗜好の違いがあるので、今後は家族層が多い郊外では1000円以下のメニューやサラダバーも入れ、ゆっくり滞在できる店にする。ロードサイド、商業施設、路面店と立地に応じたメニューも作る。一部店舗だけで行うフェアなども行い、顧客に「店が変わったな」と思ってもらう。
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