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ビジネス #外食頂上決戦

いきなり!ステーキ、鳥貴族 急落チェーンの行方 PART3 負け組の逆襲

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一瀬社長は「厚切りステーキは文化になる」と強気の発言をしていたが、既存店売上高は前年割れが続く(撮影:尾形文繁)

浮き沈みの激しい外食業界では、ブームに乗って「わが世の春」を謳歌していた企業でも急失速するケースが珍しくない。

ペッパーフードサービスが展開する「いきなり!ステーキ」は、分厚いステーキを手頃な価格で立ち食いするモデルが2017年ごろに大ヒット。店舗数は17年末の188店から、18年末には397店舗へと一気に倍増した。

ところがその後の業績は急降下。18年4月に既存店売上高が前年割れとなって以降、右肩下がりが止まらない。いきなり!ステーキの不振で、ペッパーフードサービスの19年度決算は売上高675億円(前期比6%増)、営業損益は7100万円の赤字(前期は38億円の黒字)に転落した。

「客足が弱い原因の半分はワイルドステーキ」と、同社の一瀬邦夫社長は分析する。同メニューは初来店する人が多く注文する看板商品だが、肉質にばらつきがあり、顧客の間で「硬い部分に当たる」との評判が広まったという。

(撮影:梅谷秀司)

都市部中心の展開エリアを、急速に郊外へ広げたことも裏目に出た。17年5月から群馬と埼玉を皮切りに郊外へ怒濤の出店を決行。だが、代表的メニューのリブロースステーキ(300グラム)が2070円と、地方の所得水準に比べ価格が高く、売り上げは想定を下回った。事前の商圏調査も不十分で、各地で自社競合が発生した。

起死回生への策として、郊外店向けの安価な商品やサラダバーなど、立地別のメニュー展開を強化する方針だ。ただ、これまでも郊外店向けサイドメニューの開発など手は打ってきたが、目に見える効果は出ておらず、本格的な客数回復を図れるかは不透明だ。

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