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斜陽の地方都市は復活できるか 巨大都市が繁栄を独り占め

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メガシティーの1つ・東京。一極集中が進む中で、米国同様、地方都市は魅力を上げきれずにいる(アフロ)

新たな雇用は主にメガシティー(巨大都市)から生まれる。これが現代経済の特徴の1つだ。

ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンといった大都市が圧倒的な経済力を持つに至った理由はよく知られている。刺激的な仕事、魅力的な文化、めくるめくナイトライフが独身の若者を引きつけてやまないのだ。そして、高度なスキルを備えた人材と企業が大量に出合うことで、ほかの都市には太刀打ちできない集積効果が生まれる。テクノロジー業界や金融業界は、その代表格といえよう。

しかし、弊害もある。巨大都市では住宅を中心に生活費がかさみ、深刻な交通渋滞から膨大な時間が無駄になっている。都市インフラへの負荷は極めて重く、対処方法も容易には見つからない。一方で、規模に劣る地方都市は経済活動の維持に四苦八苦するようになった。私が育ったニューヨーク州ロチェスター市も、その1つだ。

ロチェスターの悲劇

第2次世界大戦後の数十年間、ロチェスターは全米でも有数の繁栄を謳歌していた。イーストマン・コダック、ゼロックス、ボシュロムが本社を構え、今風にいえばミニ・シリコンバレーとでもいった趣を醸していた。ところが、地元の大企業は主に日本との国際競争に打ちのめされ、これに技術革新が追い打ちをかけた。コダックでいえばデジタルカメラ、ゼロックスでいえば家庭用複写機などだ。ロチェスターの人口は今やピークの3分の2に減っている。

ロチェスターには有力大学や世界トップクラスの病院、有名な交響楽団があるが、東海岸のほかの大都市が相手では伸び盛りの産業を誘致するのも難しい。財源もますます限られるようになってきた。私が通ったイースト・ハイスクールが閉鎖の危機にさらされるようになったのは、その一例だ。地方都市は全般に若者から見捨てられ、人口が高齢化し、税収不足に悩まされるようになっている。

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