横浜市の日吉は、同市北東部、川崎市との市境にある。日吉駅を中心として、駅東口には慶応大学日吉キャンパス、慶応義塾高校、日本大学高校・中学校があり、西口には私立中の慶応普通部がある。日吉駅にアクセスできる日吉、日吉本町、箕輪町、下田町を含んだエリアが、一般的に「日吉」と呼ばれる。人口はおおむね7万人強を数える。
日吉駅は東急東横線・目黒線と横浜市営地下鉄グリーンラインの3路線が集まるターミナル駅だ。毎朝、都心部へ向かう通勤客と学校に向かう学生とが交錯する。
駅西口には小さなロータリーがあり、そこから3本の通りが放射状に広がる。北側から順に「浜銀通り」「日吉中央通り」「普通部通り」と称される、この3本の通りが日吉のシンボルである。通り沿いには商店街が形成されている。駅から緩い坂を上ると、商店に住宅が交じり、やがては閑静なマンションや戸建ての住宅街になる。
商店街は学生が多いこともあり、チェーン系のファストフードやカフェ、居酒屋が多く軒を連ねる。これらに交じって地元住民向けのおしゃれな雑貨店やイタリアン、フレンチなどの飲食店が点在し、街歩きをする者を飽きさせない。
この街を歩くと何とも居心地のよさを感じる。それは老若男女が程よく交じり合い、さまざまなジャンルの特徴ある店舗が街に彩りを添えているからである。
駅上の「日吉東急アベニュー」以外に大型の商業施設が存在しないため、街は平面的である。街に放たれた人々が、一見ごちゃごちゃした商店街を歩き回る姿が絵になるのかもしれない。
日吉駅東口に足を向けると、改札口の目の前が慶応大学だ。イチョウ並木の大通りが学園街の趣を深めている。駅東口は西口と異なり、商店がほとんどない。東急線に沿うように走る綱島街道沿いに、緑に包まれた学び舎が続く。
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