電動化製品を一体提案 グループ内の連携も推進
EV(電気自動車)が増えれば、当社の主力製品であるAT(自動変速機)の需要は減っていく。ただ、足元は中国を中心にMT(手動変速機)からの移行もあり好調だ。2020年度には1320万台(17年度比約25%増)の生産体制を目指している。
カメラはフィルムからデジタルへと移行したことで、富士フイルムが生き残った一方、米コダックは潰れた。われわれは右肩上がりで業績が伸びているため、危機感のない従業員が少なくない。自動車業界も100年に一度の変革期にあることを認識し、経営基盤がしっかりしている今のうちに変わらなければ、生き残れない。
──EVでATが不要になれば、アイシン精機の売上高は2兆円減るとの指摘もあります。
これまでの資産を活用することで成長は可能と考えている。モーターやギアボックス、インバーターなどを一体化し、幅広いタイプの車に対応する電気式駆動ユニット「eアクスル」を開発しており、これに電動ブレーキや電動ポンプなども合わせたセットで自動車メーカーに提案していきたい。18年秋のパリモーターショーで初めてこうした商品を展示したところ、多くの反響があった。
さらに人材の面でも電動化シフトを加速させていく。外部からの採用に加え、グループでもカーナビ関連から電動化へ人材を回すなどして有効活用したい。
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