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競争厳しい衣料用洗剤 どう勝ち残る? Interview|ライオン社長 掬川正純

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きくかわ・まさずみ●1959年、神奈川県生まれ。東京大学農学部卒業。84年にライオン入社。衣料用洗剤などの研究に長く携わる。2012年取締役、19年1月1日から現職。(撮影:梅谷秀司)

洗濯機メーカーと提携し 新形状の洗剤を開発する

衣料用洗剤はいま激しい価格競争に陥っている。それはわれわれが新しいものを世の中に提供できていなかったからだ。

そこで注目しているのが、洗濯機の進化。パナソニックは数年前に(衣料用洗剤の)自動投入機能を搭載した全自動洗濯機を発売した。この洗濯機のポイントはスマートフォンで遠隔操作ができるところ。共働きの家庭で、家に帰る1時間前にスマホでスタートボタンを押しておけば帰宅する頃には洗濯が終わっている。自動投入機能が普及すると、そのときの洗剤や柔軟剤は今とまったく違うものになっているかもしれない。

──新製品の開発をどのように進めていきますか。

もともと洗剤メーカーと洗濯機メーカーは、古くから情報交換をしてきた。これをより密にして進めていく必要がある。

競合他社が洗濯1回分の液体洗剤を入れた商品を出しているが、それと同じことはしない。洗濯機が変われば、1回分の分量が決められている衣料用洗剤は意味を成さなくなるかもしれない。将来にわたって最もよいものを考えたときに、別の形状を造る必要があると考えている。

──海外では収益力が弱かった中国で構造改革を進めてきました。

この1年、中国では日本でかつてやっていたような営業改革を行い、現場のみならず経営のレベルまで「見える化」を行った。改革のメドがついたことで、2019年は勝負の年になると考えている。

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