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「原油からガスへとシフト 世界トップ10入り目指す」 Interview|国際石油開発帝石社長 上田隆之

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うえだ・たかゆき●1956年生まれ。東京大学法学部卒業。80年、旧通商産業省入省。経済産業審議官を経て、2017年に国際石油開発帝石副社長。18年6月から現職。(撮影:梅谷秀司)

原油からガスへとシフト 世界トップ10入り目指す

豪州でLNG(液化天然ガス)を大規模生産する「イクシス」プロジェクトが、2018年夏に生産開始に至った。海底で産出された天然ガスを海上輸送に適したLNGにして出荷するもので、最上流のガス田開発や890キロメートルに及ぶ海底パイプラインの敷設、巨大な陸上液化施設の建設など、総投資額が4兆円を超える一大プロジェクトだ。

当社が入札で西豪州沖の鉱区を取得したのが1998年。探鉱などを経て、12年に正式な投資決定をして工事に取りかかった。そこから生産開始まで6年、鉱区取得から数えれば20年もの年月を費やした。LNGの年間生産量は約890万トンに上り、大半を日本の電力・ガス会社へ長期間供給する。

──業績への貢献は?

LNG取引価格は原油相場に連動する。イクシスの場合、損益分岐点がブレント原油価格で1バレル=30ドル台と低く、コスト競争力のあるプロジェクトだ。

当社は中期経営計画(18~22年度)で、22年度の業績目標として純利益1500億円を掲げている。イクシスがフル稼働し、原油相場が60ドル程度で推移してくれれば、イクシスだけで目標純利益の過半を稼ぎ出すだろう。

──イクシスは、初めて日本企業がオペレーター(操業主体)を務める大型LNG案件です。

これは非常に画期的なこと。オペレーターは全体のプロジェクトをデザインし、建設、操業を進める。プロジェクトのありとあらゆることに対し責任と権限を持っている。当社がLNGでその重責を担うのは初めての経験だった。作業員の人手不足や天候などの影響で当初計画より生産開始が遅れてしまったが、大きな影響はない。

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