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ライフ #人が集まる街 逃げる街

郊外の限界立地でも成長持続 ユーカリが丘(千葉県佐倉市)

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  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

1970年代に多く建設された都市部郊外のニュータウン。そのニュータウンが現在、住民の減少と高齢化に悩まされている。その理由は、家がそれを買った親世代の一代限りのもので、息子や孫が引き続き住まないことである。一時期に集中して分譲され、その後街にやってくる新住民がいない状況が続くと、街は高齢化し、活力を失っていく。

そんな状況に陥るニュータウンが多い中で、奇跡的に今でも成長を遂げている街がある。千葉県佐倉市の「ユーカリが丘」だ。

ユーカリが丘住宅地は71年に、デベロッパーの山万によって開発が始められた。山万という会社は、元は大阪の繊維問屋であったが、64年に本社を東京に移転、以降住宅開発分譲業に進出した。

山万は79年からユーカリが丘の分譲をスタートさせたが、その開発手法はたいへんユニークなものだった。多くの自治体や民間宅地開発業者は、開発して分譲してしまったら「はい、おしまい」という「分譲逃げ切り」型のビジネスモデルである。それに対し山万は、長期にわたって住宅を少しずつ分譲する「成長管理」型ともいえるビジネスモデルを採用したのだ。

東京都心から京成電鉄を利用すると、ユーカリが丘駅までは50分ほど。ここに広がる広大な住宅地に、山万は住宅地内を循環するモノレールを自前で敷設し、駅から各住戸への利便性を向上させた。

そのうえで毎年、少しずつ宅地分譲、戸建て分譲とマンション分譲を組み合わせ、計画的に街づくりを進めている。その結果、この街の人口は年々増加。人口1万8312人、7371世帯(2016年11月現在)を擁する一大タウンに成長している。

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