東京駅からJR京葉線に乗って約50分、蘇我駅でJR外房線に乗り継いで約13分で土気(とけ)駅に着く。この土気駅の南に広大な住宅地がある。平成バブル期に東急不動産が開発した「あすみが丘」住宅地である。
都心の地価が高騰を続ける中、バブル期のサラリーマンは郊外の鉄道沿線に住宅を求めていった。都心までの通勤時間は駅までの移動時間を含めると優に1時間半コース。それでも当時はマイホームを求め、多くのサラリーマンが購入する人気の住宅地だった。
エリア内は土地面積50~60坪、建物面積30~37坪程度で、4LDKの間取りを中心とした戸建て住宅がほとんどを占めた。一部の区画では専有面積70台後半~90平方メートルのマンションも供給された。
この街を語る際に欠かせないのが、「ワンハンドレッドヒルズ」というバブル時代の象徴といえる超高級戸建て住宅の発売である。土地面積400~500坪、建物面積120~140坪に及ぶプール付きの豪邸は、米ロサンゼルスのビバリーヒルズになぞらえて「チバリーヒルズ」と呼ばれ、一世を風靡した。1戸当たり分譲価格15億円前後という水準では、さすがにバブル当時でも順調に販売できず、多くの住戸が売れ残った。
街の商業施設としては1989年、駅前に「バーズモール」がオープン。2000年にはスーパーやホームセンターが入る「ブランニューモール」もオープンし、にぎわいを博した。エリア内には計画的に公園が配置され、「創造の杜」公園をはじめ、住民の憩いの場が豊富に提供された。街の東部も「あすみが丘東」住宅地として開発され、戸建て住宅が分譲された。
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