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キャリア・教育 #官僚の掟

【文部科学省】加計で揺れる"地味省" 知られざる縦社会と横社会

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(撮影:今井康一)

教育や科学技術を管轄し、霞が関では目立たない存在の文部科学省が揺れている。加計学園の獣医学部設置に関し、前川喜平前事務次官が「官邸からの圧力があった」と明らかにし、一躍注目が集まった。

辞任後も政権への批判を続ける前川氏だが、「社会的弱者へ配慮した政策を推し進めるなど、非常に立派な人だった。次官になるべくしてなった人」(若手)と、評価は高い。別の幹部も、「(新宿・歌舞伎町への)出会い系バー通いについても、本人が主張する『貧困女性の調査』という言葉を信じたい」と言い、組織を離れても信望は厚い。

文科省の次官人事は旧文部省と旧科学技術庁のたすき掛けだ。現事務次官の戸谷一夫氏は旧科技系のため、次官の待機ポストである文部科学審議官2人のうち、旧文部系の小松親次郎・文科審議官が次の次官というのが既定路線だ。しかし、前川前事務次官は旧文部系だったため、「旧文部は官邸からの印象が悪く、小松次官誕生に待ったがかかる可能性もある」と心配する声が出ている。

二つの官庁が統合した省だけに組織文化にも違いが残る。文科省への出向経験を持つ某省幹部は「旧文部は縦社会、旧科技は横社会」と表現する。

義務教育や大学の制度など旧文部が管轄する業務内容は、時代が変化しても大きく変わることがない。知識や経験が生きる分野のため、「過去の蓄積がある年功者が活躍しやすい。上司を敬う雰囲気がある」(同)。一方で、最先端の科学研究やテクノロジーへの知見がつねに求められる旧科技系は、「上司よりも若手のほうが知識を持っていることも多い。上下関係の意識は旧文部より薄い」(同)という。

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