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短命だった「政治に素人」の鳩山政権 藤井裕久 その3(全4回)

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ふじい・ひろひさ●1955年大蔵省(現財務省)に入省。77年参院選初当選、参院2期、衆院7期。小沢一郎氏と行動を共にし、細川護煕政権、鳩山由紀夫政権で蔵相(財務相)を務める。(撮影:梅谷秀司)

自由党が民主党に合流した後、2009年9月の総選挙で政権が交代し、鳩山由紀夫内閣が誕生した。78歳だった私は引退を決めていたが、どうしてもと鳩山さんに言われ、どうせ落選すると思って比例区南関東ブロックの名簿35位で出たら、当選してしまった。新内閣で財務相を、と鳩山さんから突然言われた。

私は野田佳彦さん(後に首相)を副大臣にした。その数年前に選挙の応援に行ったとき、帰りの高知空港で一緒になり、搭乗まで二人で日本酒を飲み続けたのが交流の始まりで、以後、過去の大物蔵相の話などをたっぷりしてきた。党内のリーダー格のうち一人だけ鳩山内閣で大臣になれず、ショックを受けていたので、「副大臣で」と言ったら、すごく喜んでいた。

民主党は総選挙で4年間、消費税増税はしないと公約した。困ったことだと思ったが、4年というのは「次の総選挙まで」という意味だ。私は副大臣の野田さんと峰崎直樹さん(元参議院議員)、二人の大臣政務官、丹呉泰健事務次官と大臣官房の文書課長らで「チーム藤井」をつくった。「黙っていてくれ」と告げ、「将来必ずこうなる」という話をして消費税増税のほうに引っ張っていった。

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