「電話がつながりにくいとお客様からの苦情が増え、それがオペレーターの働く意欲を下げる。負の連鎖が起きていた」。三井住友海上火災保険でコールセンターの運営を担当する岩前孝佳氏(コンタクトセンター企画部課長)は数年前を振り返る。負の連鎖を断ち切ったのがAIだった。
IBMのAI「ワトソン」をコールセンターに導入したのは2014年7月。文字情報で保存している過去3年分の対応履歴データで学習させた。ワトソンはこの学習を基に、顧客の会話で急激に頻出し始めた単語をある種の異常値として知らせてくれる。その単語に関する内容をホームページ上のFAQ(よくある質問とその回答)で拡充すれば、自ら疑問を解決する顧客が増え、不要な問い合わせを抑制できる。
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