愛知県の渥美半島に立つ宿の主人が、日本の旅の魅力を伝えるべく世界戦略を着々と進めている。プロジェクトの名称は「日本 味の宿」。2013年7月、味にこだわる全国の小規模高級旅館やオーベルジュ(宿泊施設付きのレストラン)などを束ねて会を発足。組織の代表理事を務めるのが愛知県田原市にある旅館「角上楼」の代表、上村純士氏だ。
設立の発端となったのは、上村代表が旅行作家・柏井壽氏と雑誌の取材で出会ったこと。その後も交流を続ける中で、「新たな宿の会を作りたい」という互いの思いが一致し、柏井氏を顧問に据える形で会が立ち上がった。16年7月の総会時点で加入しているのは36軒。3年前の設立以降、研修や相互訪問、外部への情報発信など地道な活動を続けてきた。2年前には台湾で総会を開いたほか、現地の人気ブロガーをすべての宿に招待してPR。台湾からの旅行者増にもつながった。すでに英語版サイトを開設済みだが、16年7月には国内向けの予約サイトも立ち上げ日本での周知にも力を入れていく方針だ。
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