名古屋駅を出て驚くのは東側の桜通口・広小路口と、西側の太閤通口の景色の差である。前記事で書いたように、東側は高層ビルが林立し、今後に向けても建設ラッシュ状態であるのに対し、西側は昔ながらの古い街並みを残しているからだ。
それを実感するのが、駅前通りの1本奥の道である。昭和時代にタイムスリップしたかのような飲食店が並んでいて、日本第4の都市の玄関口とは思えないほどだ。しかしこの光景も、まもなく過去のものになるといううわさがある。
東京が2020年のオリンピック・パラリンピックを目標として整備が進行しているのに対し、名古屋は27年のリニア中央新幹線開業を見据えて再開発が進む。東側の高層ビル群もそのひとつだ。リニア中央新幹線の駅は現在のJR駅と直角に交わるように、地下に作られる。となると、名古屋に詳しくない人が地上に出たら、そこが懐かしささえ感じる西側だった、ということもある。リニアの終着駅周辺が昭和っぽい風景というのはいかがなものかと、トヨタなど地元の有力企業は考えているようで、再開発を望んでいるという。
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