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グローバル化の反動で「バブル」に脚光 平野ノラの「バブル女あるある」がうけるワケ

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「80年代リバイバル」が止まらない。ワンレン・ボディコンのいでたちで「バブル女あるある」を演じる芸人、平野ノラがブレーク。サウンド、歌詞、衣装と至る所にバブルテイスト満載の女性ボーカルユニット、ベッド・インもメジャー進出を果たした。

思想からファッションまで、幅広い分野にわたって、1980年代の見直しが進んでいる。

「バブル女あるある」を演じる平野ノラ。巨大な携帯電話を持つ(時事)

「本音」と「自己中」の時代

80年代の日本は土地高と株高に沸いた。老いも若きも投機に熱中、「地道に労働にいそしむのは自己満足にすぎない」とすら語られた。晩年の司馬遼太郎が、この風潮を憂慮していたことはよく知られている。

モラルを軽んじ、私欲をむき出しにする──当時、そういう方角に人心が向かっていたのは、日本だけではなかった。

80年代には、米国でロナルド・レーガン、英国でマーガレット・サッチャーが権力の座にあった。2人の首脳が共通して掲げていた方針が「保守革命」。70年代の「福祉を重んじる大きな政府」に対するアンチテーゼだった。

民間企業が貪欲に利益を求めれば社会は活力を取り戻す。英米の指導者がそういう思想をうたった影響は大きかった。

「地球環境やマイノリティへの配慮」という70年代政治のトレンドは、先進各国で衰退に向かう。「公共性より個人の損得が大事」「本音を無遠慮にぶちまける〈自分ファースト〉は、〈きれい事〉を語るより美しい」。そんな価値観が、地球の至る所に広まっていった。

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