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対ロ窓口の失脚で北方領土交渉の行方は混沌 皇帝ではないプーチン 駐日大使を活用すべき

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官
ウリュカエフ経済発展相が収賄容疑で拘束され、日本は対ロ窓口を失ってしまったが、アファナシエフ駐日大使ルートを使うのが最適だ(SPUTNIK/時事通信フォト)

北方領土交渉の先行きが怪しくなり始めた。対日外交をめぐる権力闘争が、ロシア政治エリートと経済エリートの上層部で始まったからだ。〈ロシアの連邦捜査委員会は(11月)15日、ウリュカエフ経済発展相を、国営石油会社ロスネフチがかかわる取引を巡って200万ドル(約2億1600万円)の賄賂を受け取った容疑で拘束、本格的な捜査に着手したと発表した。現職閣僚の身柄拘束は極めて異例だ。

ウリュカエフ氏は、世耕弘成経済産業相・ロシア経済分野協力相が進める日ロ経済協力のロシア側窓口を務めており、12月のプーチン大統領訪日に向けた交渉が大きな打撃を受けるのは避けられない状況だ。

連邦捜査委員会の発表によると、ウリュカエフ氏に対して連邦保安局(FSB)が内偵を進めていた。ロスネフチが石油会社バシネフチの株式の過半数を取得する取引をめぐり便宜を図り、11月14日に賄賂を受け取った疑いがもたれているという。〉(11月15日「朝日新聞デジタル」)

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