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米国政治の停滞を破る「大波選挙」の現実味 大統領選挙の陰に隠れる上院・下院議会選挙

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世界中が米大統領選挙に注目する中、同時に実施される米議会選挙での上院・下院の支配権争いが見過ごされている感がある。同議会選挙の結果は、次期大統領の政権運営を左右する可能性がある。

米国議会の上院は定員100人で、条約批准や大統領の人事指名、立法の可否を決める。一方の下院は定員435人で、上院ほどの権能はない。ホワイトハウスと上下両院とを同じ党が支配することになれば、ここ数年間続いた米国政治の停滞は解消に近づくことになる。

今、共和党候補のドナルド・トランプ氏の女性蔑視発言報道により同氏の支持率は急低下している。ただし選挙区の区割りから見れば、共和党が依然として優勢だ。

下院では、民主党が過半数を取るには30議席超の純増が必要であり、そのハードルは高い。一方の上院では、民主党の議席が四つ純増すれば両党の議席数は50対50になるが、ヒラリー・クリントン候補が大統領に選出されれば、副大統領候補のティム・ケイン上院議員が副大統領となり議会から抜けるため、均衡が崩れてしまう。

一つの党が両院の多数を占める選挙は「大波選挙(wave election)」と呼ばれる。過去にも1980年、ロナルド・レーガン氏が大統領に選ばれた際の議会選挙で、共和党が上下両院で実質的に過半数を確保した例がある。はたして今回は大波選挙となるのだろうか。

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