10月に入り、2月期決算銘柄の2016年3~8月期(第2四半期)決算発表が本格化している。下旬からは3月期決算の発表も始まるが、それに先駆けて業績の下方修正を発表する会社が増えてきそうだ。
大きな要因は、想定を超えて進んでいる円高にある。9月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)で利上げが見送られたこともあり、為替相場は1ドル=100円程度と円高基調で推移している。
円高が進行すると、海外売上高が円換算で目減りするほか、ドル建て資産の評価減による為替差損も発生。輸出比率の高い会社にとっては業績下振れ要因となる。
多くの企業の想定為替レートは、1ドル=105~110円。円高による下方修正は株価にある程度織り込まれているが、市場予想を超える減額があれば悪影響は避けられない。一方、株価下落で利益を上げる信用売り(カラ売り)の好機となる可能性もある。
図表1は『会社四季報』秋号で、会社計画よりも弱気の予想をしている2月、3月期決算の銘柄を乖離額が大きい順に並べたものだ。
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任天堂は巨額差損か
首位の任天堂は、出資先が手掛けるスマートフォンゲーム『ポケモンGO』のヒットにより、市場の注目を集めている。が、会社計画は為替差損を織り込んでいないため、現状の為替水準が期末まで続けば、経常減益になるというのが四季報の見立てだ。なお任天堂は、第1四半期には350億円の為替差損を計上している。
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