昨年は独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題に揺れた日本の輸入車業界。業界首位だったVWの販売が停滞、16年ぶりに独メルセデス・ベンツが新車販売台数首位を奪還し、話題となった。
そうした状況下で今年3月、東京証券取引所のジャスダック市場に上場したのが、輸入車販売会社ウイルプラスホールディングス(HD)。伊フィアットや米クライスラー、独BMW・MINI、スウェーデンのボルボなどの販売店を展開している。
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売上高は新車販売で5割、中古車販売で2割、サービスが1割強という比率だ。最近では、修理・車検業務といった定期的に収入が得られるストック型のビジネスを育成し、新車販売に依存しない事業構造を目指している。
同社の源流は1997年に設立された福岡クライスラーにある。その後、2007年に持ち株会社ウイルプラスHDを設立した。
当時はクライスラー3店舗と米フォード・モーター1店舗だけだったが、積極的なM&Aを駆使して、現在は東京、神奈川、福岡で計23店舗(16年9月末時点)の輸入車ディーラーを展開している。売上高も08年6月期の30億円から210億円(16年6月期)へ急成長した。
果敢なM&A戦略
ウイルプラスHDは出店に際して「エリアドミナント」戦略を取っている。人口100万人規模の都市とその周辺に絞って出店し、新規の出店は既存店やM&Aで獲得した店舗の周辺に衛星のように行うという方針だ。それにより、特定商圏の顧客を囲い込み、シェアを高めることを狙う。
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