今年の夏の話題は何といっても、リオ・オリンピック。どの種目を見ても選手のひた向きさを感じ、メダルの色、成績うんぬんに関係なく胸熱くなるシーンばかり。自分の職業を忘れて「スポーツっていいな」と心の中でつぶやいていました。
私、プロテスト合格が1964年、ちょうど東京オリンピック開催の年。ですから自然と4年に一度は初心に戻るんです。しかし、プロ入りから初勝利まで7年もかかったのは、合格後数年間はプロの免許を取っただけで、トーナメントプロとしての自覚が足りなかったんでしょうね。
それでもその頃、テレビを見て心焦がしていたのは、アーノルド・パーマーやジャック・ニクラス。もちろん最初は対戦相手としてではなく、雲の上の人たちだったのですが、日本での勝数も増え、徐々にゴルフの腕前が上がり外国に出掛けてみると、テレビで見ていた選手が対戦相手。喜びと同時に、持って生まれた負けず嫌いの闘志に火がついたのは言うまでもありません。
そして私をその後、世界のトーナメント会場へと導いてくれたのは80年、バルタスロールの全米オープンかもしれません。
36年前のことですから知らない方のほうが多いかもしれませんが、当時米国のトッププレーヤー、ジャック・ニクラスと大会4日間すべて同じ組で対戦し、8アンダーのジャックに対し、6アンダーで単独2位になったことを評価されていますが、ゴルフって自分なりのスタイルでプレーをしていれば、それなりにそのコースに慣れてくるもんです。このバルタスロールは練習日、大会初日、2日目は、セカンドショットがウッドでないとグリーンに届かないホールが四つもありましたが、大会が3日目、4日目になるにつれて、どれもアイアンでも届くようになるんです。
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