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非常に悩ましい、年老いたペットの介護問題

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年老いたペットの介護は楽ではない。そこに飼い主自身や家族の高齢化が重なると、飼育そのものが続けられなくなることもある。そのとき選択肢に上るのが、ペットを有償で預かり面倒を見る「老犬・老猫ホーム」。その一つの「東京ペットホーム」を訪ねた。

東京ペットホームは都市部にあるという点で珍しい施設
トイプードルのゴロー君(上写真中央)も15歳と長寿犬だ

東京都大田区の住宅地に犬と猫それぞれの施設がある。中をのぞくと寝たり戯れたりと自由そうだ。最長老は犬が柴のツブちゃん(16歳)、猫はテツ君(22歳)。ともに「一生預かり」だ。ツブちゃんの飼い主は子どもの介護が重なったため、テツ君の飼い主はペット不可の高齢者用マンションに住むため預けた。

2014年6月に開所。現在、一生預かりとなっているのは犬6匹と猫10匹だ。工務店を営んでいた渡部帝(あきら)代表夫婦と店長、あとはパート3人とボランティアで運営しており、朝4時半から夜12時まで世話をする。病状が重篤な犬・猫は預け主の許可を得て渡部氏が自宅で看る。手がかかるのは犬の散歩だ。1匹ずつ、1日に3~4回外出させるという。「日中暑い夏場は朝晩が散歩の時間。今日は朝4時半から散歩させ1時間半くらいかかった」と笑う。

老犬介護に関する情報提供サイト「老犬ケア」を運営するリブモの森野竜馬代表が全国66施設の料金を調べたところによると、入所時には約60万円が必要となる。料金の違いは夜間が有人か無人かなど「人手の多寡」で生じるのだという。

東京ペットホームの場合、5kgまでの小型犬で入居金30万円、年間飼養費60万円。猫は入居金24万円、年間飼養費48万円となる。一生預かりなら、この飼養費を毎年払わなければならない。さらに、食餌や排泄の介助が必要な軽度の介護状態だと年18万円、寝たきり状態の看護など重度だと年54万円が別途かかる。医療費も実費分必要だ。

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