愛犬・愛猫の長寿はすべての飼い主の願いだ。犬の平均寿命は、チワワのような超小型で15.7歳、レトリバーのような大型犬で14歳。猫は完全室内飼いで16.4歳だ。ところが『長生きはうれしいが…ペットの老いの実態』でも見てきたように、本誌アンケートでは平均寿命を大きく上回って生きるペットが散見された。ご長寿の秘訣は何だろうか。

都内在住の秋山朱美さんの愛猫にゃん吉ちゃんは、8月28日に突然この世を去った。3日前には元気に21歳の誕生日を迎えたばかりだった。人間の年齢でいうと100歳。しかも死の直前までベッドにジャンプして上がっていたという。
亡くなる2日ほど前、それまで自力でしていたトイレに失敗した。尿のにおいもしなかったので動物病院で診てもらったという。その後、スリングバッグに入れ自転車で連れ帰った。約20分後、家に到着し「にゃんちゃん、出ようね」と声をかけるともう動かなかった。眠るように静かに旅立っていた。
地域猫だった母猫も同じぐらい生きたので長寿は体質の可能性もあるが、秋山さんの努力もうかがえる。10歳以降は体の負担になると考え、定期的な予防注射はやめた。その一方で脱水と腸炎を起こしたときには、高カロリーの流動食を与えながらステロイドと抗生剤を注射し乗り切った。「動物は言葉が話せないので、小さな変化に飼い主が気づいて対処することが大事」と言う。
さらなる長寿は、国立がん研究センターの前たばこ政策支援部長として知られる望月友美子さんの愛猫、シンちゃん(享年24)。捨て猫きょうだい2匹を一緒に引き取った。食べ物は安いキャットフードを好み、ごくたまに魚をあげる程度だったが、2匹とも20年を超えて生きた“親孝行猫”だ。
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