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五輪までに東京はどう変わる? [TOP INTERVIEW] 大成建設 村田誉之社長

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むらた・よしゆき●1954年生まれ。東大工学部建築学科卒業後、78年入社。2011年執行役員・関東支店長。13年取締役常務執行役員。15年4月より現職(撮影:田所千代美)

──東京五輪では新国立競技場の施工予定者となった。

国家的なプロジェクトであり、旧競技場の元施工もやっていた。私どもの思い入れは強く、工事をぜひやりたいと思っている業者さんもそうとういる。(これから出てくる別の五輪施設は)チャンスがあるかぎり、見極めながら入札に参加したい。

──前2015年度は業界首位の業績だった。

要因は複数ある。一時期、抱えていた不採算案件がなくなった。今は活況なので一つの物件をめぐる競争相手が減り、たたき合いではなくなっている。さらに需給バランスがよくなり、労務費をはじめとする価格の変化についてもお客様の理解が得られるようになった。

いちばん大事なのは消化能力を見極めながら仕事を取ることだ。仕事が多くなると、専門工事業者が売り手市場となって取り合いになる。そのときに人件費も上がる。個々のプロジェクトについてグラフを作り、ピークはいつになるか、どの職種が足りなくなるかを事前に判断しながら仕事を取っている。材料や労務を含めて早めに調達している。

──従業員、職人とも人手は足りるのか。

社員に負荷をかけるのではなく、仕事のやり方を変えて対応したい。建設業は労働集約が最も進んだ産業で進化が遅かった。書類やメールを減らすことから始めないと。寝ずに働いて生産性が上がったということではいけない。

全社員の中で現場に出ている人は半分もいないだろうが、現場環境が建設業のイメージにつながっている。昔から建設業は3K(きつい、汚い、危険)といわれていたが、ここを変えないと職人や社員のなり手がいなくなってしまう。

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