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ビジネス #新幹線

「エヴァ新幹線」はこうして生まれた 疾走する500 TYPE EVA

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(撮影:尾形文繁、以下すべて同)

JR西日本で500系新幹線をエヴァンゲリオン新幹線こと「500 TYPE EVA」に改装するプロジェクトがスタートしたのは2014年の秋。翌年が山陽新幹線40周年ということもあり、インパクトのある企画を考えていたところ、エヴァカラーの500系新幹線に行き着いた。

「プラレールカー」として使われていた列車を改造した。車両外観に装飾を施す場合、塗装ではなく、カラーフィルムによるラッピングを行うことがある。が、「安全性の面から塗装を選択した」(JR西日本)。車両の一部にフィルムを貼るのは新幹線でも行われているが、全面フィルムとなると、空気抵抗の多い場所ではフィルムが緩んだり剥がれたりする可能性があるからだ。

塗装で決まったものの、5色に塗り分けるのは簡単でない。塗っては乾かしを繰り返す。塗装に要した時間は先頭車で1週間、中間車で4~5日。8両編成なので、塗装だけで1カ月以上かかったことになる。

デザインを担当したのは、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のメカニックデザインを手掛けた山下いくと氏。500系ファンとしても知られる。それだけに完成した車両はいかにもエヴァ初号機を想起させる。

だが、その車体に、本編に登場するようなメカやマークなどの意匠はいっさいない。先頭車に「500 TYPE EVA」と記されているのみだ。

実はこのデザイン、エヴァに見えるが、エヴァではない。エヴァそのものだと、広告と見なされ「屋外広告物」として規制の対象となるためだ。そのため、広告と見なされないデザインにする必要があった。完成した列車はどこから見てもエヴァの世界観にマッチしているものの、直接的な表現はない。「500 TYPE EVA」の表記がぎりぎりセーフなのだ。

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