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『最高のリーダーは何もしない』『国宝消滅』 『日本人は何を考えてきたのか』『応用経営史』

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最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!(ダイヤモンド社/216ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。
ふじさわ・くみ●シンクタンク・ソフィアバンク代表。1967年生まれ。大阪市立大学卒業。国内外の投資運用会社勤務を経て、96年に投資信託評価会社を起業。売却後、2000年ソフィアバンク設立に参画。13年から現職。静岡銀行、豊田通商などの社外取締役を務める。

 

6つの発想転換により 本質的な問題を提起

評者 スコラ・コンサルト 代表プロセスデザイナー 柴田昌治

題名が気になってこの本を手に取った。タイトルは、本物のリーダーは「高度成長期のリーダーのような行動はしない」という意味だ。高度成長も終わりに近づき経営環境の劇的な変化が起き始めていた30年ほど前はまだ、今の時代が必要としているリーダーと真逆の管理統制型リーダーが幅を利かせていた時代だった。

バブル崩壊後、経営環境がめまぐるしく変わる時代になって、社員一人ひとりの自律性やチームワークを重視する権限委譲型リーダーの必要性がかなり理解され受け入れられるようになっている。とはいえ「イメージ」として認知されてきた新しいリーダー像と現実のそれには今なおかなり大きなギャップがある。多くの企業には旧来型・管理統制型のリーダーが根強く生き残り、労働生産性を著しく低めているのが実態だ。現実のリーダーが旧態依然としているからこそ本書が意味を持つ。アベノミクスが実体経済の進化を伴ってないと言われるゆえんもこうしたところにあるからだ。

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