米国本社のTOB(株式公開買い付け)により完全子会社化されたスターバックス コーヒー ジャパン。2015年3月の上場廃止後も、順調な成長は続いているのか。足元の業績動向や子会化後の米本社との関係について、関根純CEO(最高経営責任者)に聞いた。
──上場廃止後の業績動向は?
米本社の子会社となり、数字の部分を大っぴらにできない。が、既存店売上高の対前年比はプラスが続いている。トップに就任し4年半になるが、15年の売り上げは過去最高となる。夏場のフラペチーノ商品が牽引役となったほか、秋冬はフルーツを使用したティー商品が順調だ。
夏に発売したピーチのフラペ商品は1日当たり1店舗で380杯を販売した。他国のスタバでは、季節商品が1日30~40杯売れればいいほうだが、SNSを通じて商品情報を拡散した効果もあり、驚異的な売り上げを達成することができた。
──コンビニではカウンターコーヒーが市民権を得ている。
コンビニコーヒーはおいしい。コーヒーの裾野を広げたことは間違いない。ただ、それに対抗して100円コーヒーを出そうという考えは、まったくない。そうした低価格に負けないだけの店舗環境の充実、サービスを徹底してきたことが大きい。
消費者の店の使い方はどんどん変化している。パソコンを広げて仕事する人や、スマートフォンを利用する人も増えた。Wi‐Fi環境やコンセントを設置することで、そういう消費者に向き合ってきた。
──人手不足や建築費の高騰で出店を抑える外食チェーンが目立つ。
抑制どころかお尻をたたいている。今、地方のドライブスルー併設店のほか、都心ではJRや私鉄の駅ナカへの進出も増えてきた。
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